Yahoo Finance APIで企業分析にチャレンジ

プログラミング

米国株式の投資を始めたので、米国企業のファンダメンタルズを確認しようと思って証券口座を開いている証券会社のHPで確認すれば3年分の決算情報などざっくり確認できます。

しかし、自分でもデータを取得してもっと詳しく分析したかったので、米国株式のデータが取得できるAPIについて調べました。

ざっくり調査したら利用できるAPIとしては

  • Yahoo Finance
  • Google Finance
  • Quandl
  • IEX Cloud
  • Tiingo
  • Alpha Vantage

がありました。

今回はYahoo Finance APIをPythonから利用してまとめたいと思います。

Yahoo Finace API

Yahoo Finace API は2017年は一旦閉鎖したようですが、いつの間にかひっそりと利用できるようになりました。

Yahoo Finace APIにアクセスするにはAPIのエンドポイントhttps://query1.finance.yahoo.comに直接アクセスすれば様々な株式情報を取得することもできます。

しかし、Yahoo Finace APIから簡単にデータを取得できるライブラリがあるので、今回はYahooQueryというライブラリを利用してデータの取得を試そうと思います。

Pythonの実行環境をゼロから構築するのは面倒なので、今回Pythonの実行環境としてはGoogleが提供するブラウザからPythonを記述して実行できるGoogle Colaboratoryを利用します。

自分でYahoo Finance APIを利用したら、以下のデータを取得できました。

  • 企業情報(会社の基本情報や役員情報)
  • 企業情報(要約)
  • 株価情報
  • 株式情報(要約)
  • 株式の種類
  • 売買情報
  • 経営指標
  • 統計情報(企業価値や帳簿価値)
  • ニュース
  • ページビューから算出したトレンド
  • 関連する推奨銘柄
  • テクニカル指標
  • ESGスコア

などなど

取得できる全ての株価を使ってグラフを書きました。

取得できる決算情報(損益計算書)のデータを使って「売上高」と「粗利率」と「営業利益率」を3軸のグラフに推移を描画しました。

ソースコードは以下に公開しました。

Yahoo Finance APIを利用して

  • 上場したから現在までの株価が取得できる
  • 決算情報は4年分取得できる
  • 経営指標や統計情報も自分で計算しなくても良い

が無料で利用できるかつ個人的には想像以上に様々なデータが取得できたのは驚きでした。

もし企業分析やシステムトレードにチャレンジしようと考えている方々は利用すると面白いかもしれません。

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